骨まで食べられる干物「まるとっと」│青空レストラン

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愛媛県の干物メーカー 株式会社キシモトが作ったアジの干物が、宇宙飛行士の野口聡一さんに届けられました。

この干物は、骨もやわらかくして食べられるようになっていて、カルシウムが普通の干物の40倍も入っています。

無重力で骨が弱くなるのを防ぐために、宇宙で働く飛行士さんたちに送られました。

物工場の岸本さんに厳しい条件をクリアするのに要した時間は5年。努力が実り、JAXAから宇宙食として認められました。

愛媛県東温市を拠点にする株式会社キシモトは、1966年の創業以来、干物製造において長年にわたる経験と実績を積み重ねてきました。

その中で、特に革新的な製品「まるとっと」を開発し、干物の新たな地平を開拓しています​​。

「まるとっと」の特徴

「まるとっと」は、魚の骨まで柔らかくして食べやすくした干物であり、塩分を通常の干物の約半分に抑え、カルシウムを豊富に含むことが特徴です。

無添加で、電子レンジで簡単に調理できるため、忙しい現代人にとっても理想的な食品です。また、賞味期限が長いため、食材のストックとしても非常に便利です​​。

開発の背景

この画期的な干物は、愛媛県産業技術研究所、聖カタリナ大学、高齢者施設との共同開発により生まれました。

キシモト株式会社は、魚を美味しく健康的に食べてもらいたいという思いから、特に骨まで食べられるようにすることで、カルシウムの摂取を容易にし、塩分摂取を抑えることを目指しました​​。

健康と美味しさを兼ね備えた製品

「まるとっと」は、高温高圧殺菌設備を使用して100℃以上の蒸気と圧力をかけることで、骨まで柔らかくし、高い殺菌効果とともに長期保存を可能にしています。

この技術により、魚種、大きさ、味付けに応じた最適な条件をデータ化し、10年間の実績に基づく技術で製品の品質を保証しています​​。

地域社会への貢献

キシモト株式会社は、地元東温市の小学校での学校給食メニューに「まるとっと」を提供するなど、地域社会に積極的に貢献しています。

また、この製品は、輸出を含めて多方面に展開されており、日本の食文化の素晴らしさを世界に発信しています​​。

受賞歴とメディアでの評価

キシモト株式会社および「まるとっと」は、その品質と革新性で複数の賞を受賞しています。

また、NHK「あさイチ」やテレビ東京系「ガイアの夜明け」など、多くのメディアに取り上げられ、その特徴と魅力が広く紹介されています​​。

まとめ

「まるとっと」は、塩分控えめでカルシウム豊富な干物として、幅広い年齢層の方に喜ばれる製品です。健康を気にする方や忙しくても手軽に美味しい魚を食べたい方にとって、最適な選択肢であることは間違いありません。

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